妄想劇場

2018年9月13日 (木曜日)

「バリバリバリ 王の凱旋」

このお話は前回の続きです。

ここはマタタビフィッシュ王国。
民は暴君パピバラユーリ王の圧政に苦しんでいた。
王は残忍な性格で弟の妻に横恋慕して弟を殺し王座についた男である。

ふんっ。どいつもこいつもバリバリバリってあいつの名前ばかり呼びやがって。
俺様の方がずっと顔も頭もよくてケンカも強いのに。
母ちゃんまで長男の俺様を差し置いて弟のバリバリバリを王に指名するから
邪魔してやったら今度はその赤ん坊を国王にするなんて言い出して。
気に食わないから全部殺してやった!!
Papibarayuri
荒ぶるパピバラユーリ王。


「次期国王はこのフッスーマ・バリバリバリと定める。この宣誓を法と心得よ!」
Shurigami2
この直後息子のパピバラユーリに殺害される。


「あの生意気な弟の嫁のラブキャヴァセーナも鎖につないで一生飼い殺しだ!
さ~てそろそろラブキャバセーナ妃の顔でも見に行こうかな~heart04

「陛下、大変です、ラブキャヴァセーナ妃の姿がありません!!」

「何っ!?」

「鎖を切って逃がしたのは恐らくナンタラ王国の残党。
それとカッパッパ率いる反乱軍が現在こちらに向かっています。
その先頭に立っているのがバリバリバリに瓜二つの若者です!!」

「あのときの赤ん坊が生きていたのか。
ええい、いまいましい、今度こそ俺様がこの手で直接殺す!!」
Papibarayuri2
パピバラユーリ王は愛用の武器「槌鉾チュッパチャップス」を掴んで立ち上がった。
Tuchihoko

フッスーマ・バリバリバリ(デブドゥ)は自分の父がパピバラユーリに殺されたこと
産みの母親が長い間パピバラユーリに幽閉されていた事を知り仇をうつ事を誓う。
「私が集めた枝を燃やしてあの男を焼き殺しておくれ!!」
Kyavasena
長年の幽閉生活ですっかりやつれていたが父が一目惚れした美貌と
気性の激しさは変わっていなかった。

そしてついに戦争が始まった。
暴君パピバラユーリはボディに剣と矢を仕込んだ殺人ルンバ戦車で敵を蹴散らし
バリバリバリ軍はしなるヤシの木の反動を利用して敵地に飛び込む奇襲戦法で
激しい戦いが続いたがとどめを刺したのはバリバリバリだった。
直接対決でバリバリバリがパピバラユーリに放った強烈な爪の一撃が致命傷となり
王は傷口から黴菌が入ってあっけなく命を落としたのである。

こうしてバリバリバリはマタタビフィッシュ国の王になった。
Husumabaribari
「マタタビフィッシュ王国に栄えあれ!!」
Kamon_2
バリバリバリの武勲をたたえ新しく作られた紋章。

恋人のキャバンティカは王の妻となった。
Cavantica
育ての親の村長の妻モレションママと生みの親のラブキャヴァセーナという
気の強い2人の姑との三つ巴の女の戦いが始まることを彼女はまだ知らない。

「おーっほっほ!!!やっぱりね。この子は初めて見たときから普通の子と違う
高貴な子だと思っていたのよ。私の目に狂いはなかったわ!!」(モレションママ)
バリバリバリ王「母ちゃん・・・恥ずかしいからやめて・・・sweat01

おしまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月24日 (金曜日)

「バリバリバリ 伝説誕生」

Bali060

ここはモレション村。
ある日川に生まれたての赤ん坊がどんぶらこどんぶらこと流れてきた。
Bali000
赤ん坊の両親を探そうとする村人たちを止めたのは村長の妻モレションママ。
「赤ん坊は子供のいない私達夫婦に神様がくれたプレゼントに違いない。
この子は私が育てる。反対する者は殺す!」


村長の妻の強引な主張により赤ん坊は村長夫妻の子供になった。
Bali010
赤ん坊はデブドゥと名づけられ名前の通りおデブでぽっちゃりの青年に成長した。


やがてデブドゥは美しい女戦士キャヴァンティカと出会い恋に落ちる。
Bali020
しかしキャヴァンティカにはやり遂げねばならない任務があった。


「あの崖のむこうにあるマタタビフィッシュ王国に我が祖国ナンタラ王国の
伝説の王妃ラブキャヴァセーナが長年幽閉されている。
何としても王妃を救い出し王を倒し祖国の誇りを取り戻す!」
Bali030
「わかった。君がそこまで言うなら僕も共に戦おう。必ずや王妃を助け出し
命をかけて君を守る。」デブドゥは愛するキャヴァンティカにそう誓った。


身の軽いデブドゥは得意の抜き足差し足で足音を消して王国の城内に潜入。
Bali040_2
ラブキャヴァセーナの鎖を切って城の外に脱出した。


しかし城の外に待ち受けていたのはマタタビフィッシュ王国最強の兵士
カッパッパであった。「くせ者!!!」
Bali0700_2
だがカッパッパはデブドゥの顔を見るなり「バリバリバリーー!!!」と叫び
デブドゥの足元にひざまづく。
「あなた様こそラブキャヴァセーナ妃が長い間待ち続けたご子息・・・
我が国の次の国王になられるフッスーマ・バリバリバリ様でございます!!」


Bali050

続きはこちら。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年7月 7日 (土曜日)

七夕キャバ(改)

今日も大雨です。いつになったらやむのやら。。。
今日は七夕なので10年以上前にHPの日記とこのブログとで別々に書いた
「七夕キャバ」を加筆修正していっきに載せてみます。

昔々、民子姫という織物が得意なキャバリアがいました。
807070
毎日毎日熱心に布を織り続ける民子姫はある日仕事の帰りに
牛つかいの牽牛と出会います

「あら牽牛さん今晩は。遅くまでお仕事大変ね。」
「あなたこそこんなに遅くまで。夜道の一人歩きキャバは危ないですよ。」
牽牛は民子姫を家まで送ってくれました。
「あなたの織る布はとても美しく天女の衣のようだと皆が噂してますよ。」
「あらいやだ牽牛さんたら、そんなホントのことを。」
牽牛は別れ際に民子姫に牛肉の包みをプレゼントします。
807071
それから数日後・・・。
「牽牛さん有難う!知らなかったわ、あれが本物の牛肉だったのね!?」
民子姫の家はとても貧乏で牛肉はおろか豚肉すら食べたことがなかったのです。
民子姫の母親はちくわのことを「豚肉」と呼び、鶏肉を「牛肉」と偽ってきました。

民子姫「竹輪入りのカレーをポークカレーと呼んでいたの。」
牽牛「へーえ。じゃあ豚のヒレ肉は?」
民子姫「柔らかいカニカマボコよ。」
牽牛「カツ丼は?」
民子姫「竹輪の天ぷらの卵とじよ。」
牽牛「それはそれで美味しそうだなあ。あ、ハンバーグは?」
民子姫「シーチキンが入ってたわ。牛ステーキは鶏のササミ。最高のご馳走よ!」
牽牛「クリスマスのチキンは食べなかったの?」
民子姫「えーと。たぶんあれは笹カマボコのから揚げだったと思うわ。」

初めて本当の牛肉を知った民子姫は同時に恋の味も知ったのです。
2人は結婚し仲睦まじく暮らしていましたが・・・
民子姫は牽牛の育てた美味しい牛肉の虜になり毎日肉を食べては牛のように
食後にゴロンと寝てばかりで織物をしなくなりました。
民子姫は神様の怒りに触れ牽牛と別れさせられてしまいます。

年に一度、7月7日にだけ会うことを許された2人。今日がその日です
この日だけは思う存分美味しい牛肉を食べることができるのです。
でも雨が降ったら2人は会うことができません。
ステーキもしゃぶしゃぶも口にできないのです。
807072
民子姫「もちろん雨天決行よ!!」

頭上の雨雲を強引に鼻息で吹き飛ばし曇り空にした民子姫は無事に牽牛と再会し
バーベキューをしながら楽しいひとときを過ごしました。
民子姫は牽牛にもらった牛肉を大切に持ち帰りあるものは冷凍し
あるものは切り分けてラップにくるんで冷蔵しミンチにして食べたりと
すっかり主婦モードに入ってしまい仕事どころではありません。
やっと仕事を再開したと思ったら牛のことばかり考えて牛柄の布を織ってしまいます。
これには神様も呆れ顔でした。

ところがこの奇抜なホルスタイン柄が意外にも好評で
「彦星織り」と名づけられたこの布は飛ぶように売れました。
忙しくなった民子姫は寝食を忘れ熱心に布を織り続け、この働きが認められて
民子姫はようやく牽牛と一緒に暮らせるようになりました。
やがて2人の間には可愛い女の子が生まれ、将来は「モーモー娘。」に入れて
輝く星(スター)にさせようと語り合う親バカになった民子姫と牽牛なのでした。

おしまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月 6日 (日曜日)

連休終了特別企画「猫カフェ物語」

ここはネコビューテー研究所。
801130
所長のアズキュリーと主任研究員チェリーはとあるプロジェクトのために
休日であるにもかかわらず研究所に顔を出していた。


所長「せっかくの休みなのにごめんね。今日は例のプロジェクトなんだけど」
チェリー「ミノンちゃんの婚活プロジェクトですね。」
805060
研究所の見習い研究員のミノンが婚活のためメイドカフェでバイトを始めて1ヶ月。
最初は週末だけのバイトだったが本腰を入れて相手を探すからと
現在は研究所を休んでいる。

所長「いっこうに朗報が聞こえてこないのはいいとしてあまりにも連絡がないし」
チェリー「物怖じしない子だからすぐ環境に慣れてうまくやってるはずだけど。」
所長「そうよね。3分居れば3年ぐらい住んでたような顔するはずよ。」
チェリー「ミノンちゃん、まだ1年しか生きてませんけど。」
所長「お約束のツッコミありがとう。2人でこうしていても仕方ないから・・・」
チェリー「メイドカフェにこっそり潜入して様子見に行きましょう!!」
2人は大阪の昭和町のカフェに向かった。

アズキュリー「あのう、ここにミノンちゃんていう子がいると思うんですけど。」
805061
「え?ミノン?そんな子いたっけなあ・・・。」


「あの子じゃない?ほら、最近床に白い餅がよく落ちてるでしょ。」
805062
チェリー「え・・・餅??」


「あ、そういえば・・・」
805063
「あのクロワッサンの横に落ちてるあの子じゃない?」


アズキュリー&チェリー「あ、いたいたー!!!」
805064
ミノン「・・・・・sleepy


アズキュリー「ちょっと、お客さん来たわよ、起きなさい!」
805065
ミノン「さあて顔でも洗っちゃおうかな~。」


チェリー「何なのそのやる気なさげな接客は!!!」
805066
ミノン「ああ~かったりぃ~。もっぺん寝よっと。」


ミノン「お菓子持ってきたお客さんが来たら起こしてね~。」
805067
アズキュリー「・・・・チェリーちゃん帰ろうか・・・。」
チェリー「ええ、帰りましょう、なんか私まで眠くなってきちゃった。」
アズキュリー「私たち何のためにここに来たんだっけ。」
チェリー「あ、赤いハットかぶった昭和町の名物猫のミー子ちゃん見るためです。」
アズキュリー「そうね、そうだったことにしておきましょう。」
2人はとぼとぼと引き返した。


ミノン「あれ・・・聞き覚えのある声がさっきしてたような・・・気のせい?」
805068

所長とチェリーは作戦を練り直すことにした。
805069
主任研究員チェリー「今度会ったらケリ入れてやるわ。」

この物語はフィクションです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018年3月23日 (金曜日)

「ミノン研究員」

ここはネコビューティー研究所。
所長のアズキュリー夫人は優秀な助手とともにネコの美の研究を続けている。
801130

有給休暇を取っていた新人見習い研究員のミノンが1週間ぶりに顔を見せた。
803194
アズキュリー所長「ミノンちゃんお帰りなさ~い!」


主任研究員チェリー「休暇はどうだった?楽しかった?」
801131

ミノン「ええ、いろいろ新しい出会いがあって楽しかったです。」
803195

アズキュリー「そう、よかったわ。初めての見合いに失敗して落ち込んでるんじゃないかと心配してたの。」
803196

ミノン「ゲホゲホッ!!!所長、知ってたんですか!?」
所長「ええ全部丸ごと。そちらからは言いにくいだろうと思ってこちらから話をふってみたの。」
ミノン「そうなんです、私の力が及ばず・・・・。」
チェリー「気にすることないわよ。1回目でうまくいく方が珍しいんだから。」
所長「それに今回は向こう側の受け入れ態勢ができてなかっただけでミノンちゃんのせいじゃないわ。」
ミノン「本当に丸ごと知ってるんですねsweat02

ミノン「そういえばチェリー先輩は1回目の見合いで決まったって聞いてますけど。」
803197
チェリー「そうなの。白い靴下が似合う女性を1年かけて探してたんだって。」
所長「いろんな趣味の人がいるんだからミノンちゃんの特徴をいかしてどんどんアピールしていけばいいのよ!」

ミノン「私の特徴というと・・・じゃあもう片目もつぶっちゃおうかな~♪」
803198
チェリー「それじゃ前が見えないでしょ!」
ミノン「冗談ですよ。私だって相手は自分の目で選びたいです。」
所長「よしっ。今からミノンちゃん縁談プロジェクト始動よ、ゴール目指して頑張りましょう。」
チェリー「ガンバロー!!」
所長「ミノンちゃんに素敵な伴侶を。できればお金持ちであわよくば当研究所に寄付を。」
チェリー「そこがゴールなんですね。」

所長「そもそもこの見合い写真が間違ってるのよ。」
803190

所長「現在のミノンちゃんと全然違うじゃない!!」
803191
(注:ミノンちゃんは現在体重4.2キロです。)


チェリー「あんなか細い写真ではデブ専のハートをつかむことはできないわ。」
803192
所長「ロリコンを相手にするにも中途半端な月齢だしねえ。」

ミノン「あのう、私の相手ってマニアとか変態限定なんですか?」
チェリー「変態はお嫌いですか?」
ミノン「変態は嫌です!!」
所長「じゃあ変人まではOKという方向で。それとミノンちゃんはデブじゃないわ。」
チェリー「そうね、デブと言うよりポッチャリ系ね。デブというのは・・・」

所長「顔がデカくて二重アゴで首が太くて全身どっしり・・って誰がデブやねん」
803193
↑ノリツッコミするアズキュリー所長


このままではアブナイ相手しか現れないかもと危機感を覚えたミノンは
週末の休みを利用してメイドカフェでバイトすることを決めた。
スタッフとは名ばかりで実際はお相手探しの婚活パーティーである。
803199

この物語はもちろんフィクションですがミノンちゃんは本当の家族を待っています。
気になる方は問い合わせてね~~\(^o^)/

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2018年1月13日 (土曜日)

アズキュリー夫人

ここはビューティーネコ研究所。
所長のアズキュリー夫人はネコの美の研究を長年続けてきた。
801130
「やった。ついにネコ美成分のラジウムウムのエキスを粉末化することに成功したわ。これをお風呂に入れればサラふわヘアー、プルルン唇、プニプニつやつや肉球を永遠に手に入れることができるわ。」


「遂にやりましたね。アズキュリー夫人の長年の努力の賜物です。」
801131

「有難う。チェリーちゃんの協力のお陰よ。さっそくこれを使ってお風呂に入って来てちょうだい。」
801132

チェリー「どうですか~?きれいになったでしょ?」
801133
「う、うーん・・・綺麗にはなったけど今ひとつインパクトに乏しいというか・・・もう少し色白の被験者を探したほうがよさそうね。」


「守衛のユーリッヒさんは色白だけど犬だしおっさんだし猫毛じゃないし・・・」
801134

そこへ新人の見習い研究員のミノンがやってきた。
ミノン「おはようございます!お2人とも出社が早いですね。」
801135
「あ、マリコ警部補!」
「・・・じゃなくてミノンちゃん、ちょうどいいところに来た!!!」


「あれ・・・ミノンちゃん温泉入ってきた?」
「高級シャンプー使ってる?」
801136
「まっさかあ。家のお風呂ですよ。シャンプーは激安スーパーで買ったミノンノンシャンプーをお湯で薄めて倍の量にしてシャカシャカ振って泡立てて使ってます。けっこう汚れがきれいに落ちますよ♪」


アズキュリー夫人「負けた・・・激安水増しシャンプーに負けるなんて・・・」
チェリー「若さのエキス、恐るべし・・sweat02
801137
アズキュリー夫人「研究はまた一からやり直しね。」
チェリー「気を取り直して頑張りましょう!」
ミノン「そうですよ。続けていればいつか棚からぼたもちで美味しいことあるかもしれません。今日は一緒にあん餅で食べましょう。」

アズキュリー「そうね、きっといつかはミノンちゃんにも素敵な御縁があるわ。」
チェリー「大金持ちの令嬢になっても私たちのこと忘れないで!」

そんな訳で(どんな訳だか)ミノンちゃん里親絶賛募集中です。
さらに!!2週連続で保護活動のためのバザーが行われます。
寒い中ですがぜひぜひ足をお運び下さい♪

ドラマかと思って見てたら長いCMだった、ってやつです(*≧m≦*)

その他のチャリティーバザーや里親募集中の犬猫の情報も見てね~\(^o^)/

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2017年12月30日 (土曜日)

妄想劇場「低体温の女」(5)

このお話は妄想劇場「低体温の女」()()((4)の続きです。


マリコ「うそっ。この家、猫がいたの?それも2匹。聞いてない!資料のどこにもそんなの書いてなかった。ここの夫は奥さんだけじゃなく猫のこともすっかり忘れてたの!?」

ようやくベランダに出られた猫達は床にゴロンゴロンしたり高い場所に飛び乗ったりトイレを使ったりと自由にくつろぎ始めた。
712300

「そっか。このベランダ、初めて見たときから何か変だなと思ったけどこのロングカウンターは猫の見晴らし台かあ。テーブルに丸太、床に敷かれたマット、猫のトイレ。フェンスは猫の脱走を防ぐためのもの。ここはすべて猫仕様だったんだ。2階の廊下にあったのは犬用じゃなくて猫用の食器。ワンちゃんは階段を上がれないから猫達は主に2階で生活していた。世話をしていたのは恐らく亡くなった奥さん一人で夫はノータッチ。」
712301
「なるほど。これで全部がつながったわ。夜中の3時過ぎにベランダが開いたのは猫達が外に出たがったか逆に入りたがったかあるいは外にいるのか確かめようとして奥さんが出たから。夫はすでに眠っていて全く気づかなかった。そこまではいいとして・・・今回の事件の肝は夫が妻の死に気づいていながら故意に放置したか本当に妻のことをすっかり忘れていたボンヤリさんなのかを見極めることだけど・・・さすがに夫婦のことは独身の私にはわからないわ。経験者に聞いてみよう。」

マリコは実家の母に電話をした。
「もしもし、お母さん?今これこれこういう事件を捜査してるんだけど教えて欲しいことがあるの。もしもお母さんが体調悪くて上の部屋で寝ていて、でもご飯はちゃんとテーブルに用意してあったらお父さんはお母さんが寝てることに気づくのが夜中になったりする、なんてことある?」
マリコの母「あるある!!」即答だった。
「じゃ、じゃあ、お母さんが風邪で寝込んでるとき自分の晩ご飯をコンビニに買いに出たお父さんがお母さんの食事も一緒に買ってきてくれるってことは・・・」
マリコの母「ない!!!」断言だった。
712302
「ああやっぱりこういうことって熟年夫婦あるあるなのね。怖い怖い。私は一生結婚しないわ。夫や姑がいたらこんなふうにのびのびできないもの。」

マリコは署に戻って調査結果を報告し疑いの晴れたモレションパパはまもなく自宅に戻ることができた。
「お陰様で家に戻ることができました。何から何までお世話になって何とお礼を言ったらいいか・・・。」
マリコ「いえいえ、とんでもない。どうかこれからはワンちゃんと仲良く暮らして下さいね。」

2匹の飼い猫達はマリコの実家に引き取られることになった。犬や猫の保護活動をしているマリコの母が「奥さんのこともすっかり忘れるような家に残される猫ちゃん達が心配。マリちゃん、うちに連れてきなさい!」と言ったからである。犬のほうはそのまま家に残されることになった。
モレションパパ「これからは男同士、仲よく暮らそうな♪」
712304
「嫌だあ~ボクも連れてって~sweat01

マリコ「これにて一件落着heart04
712303
彼女の名前は「万里古 真理 (まりこ まり)」。

上から頼まれてもいない事件に毎回首を突っ込み、複雑に入り組んだ事件に鋭いメスをを入れさまざまな謎や疑問を徹底的に追及し事件の真相を突き止める凄腕の警部補である。
しかし手柄は毎回同僚に譲りどの資料にもみずからの名前を残したがらないことから「警視庁匿名(希望)係のマリコ」と呼ばれているのだった。

おしまい。

今回マリコ警部補を演じてくれたのはしゅりママさんちのミノンちゃんです
生後7ヶ月のミノンちゃんはただいま里親募集中。
保護されたとき猫風邪を患っていたため片目が萎縮してしまいましたが日常生活には全く問題なし。元気で人なつっこく犬とも仲良く暮らせるとてもいい子です。避妊手術も済みお腹ぽってり触り心地満点です。私も先日触りまくってきましたhappy01この可愛いウィンク嬢と会ってみたい方はしゅりママさんに問い合わせてね~~!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2017年12月25日 (月曜日)

リアル低体温の男!?

今朝、枕カバーの洗濯・取り替えをしようとモレションパパの寝室に入ったら
「あれ?処分するつもりだった掛け布団がベッドに掛かってる・・・。」
712250
使っている羽毛布団(ニトリで買った9千円程度の2枚合わせ布団)が
中身がスカスカで全然温かくないからと新しいのを買ってきたのは先週のこと。
何度も洗ってボロボロの布団はもう処分していいよねと思っていたのに・・・


まさかと思って布団をめくったら布団・毛布・布団・毛布と
超冷え性&低体温の妻も真っ青なトリプルクアドラプル4枚掛け\(◎o◎)/!
712251
どんだけ体冷えてるんですか・・・sweat02
男の人も年齢を重ねると冷えるようになるんですね。
そういえば基本的に体温は高いほうじゃなかったような・・。

で、この4枚重ね掛け布団を見て真っ先に頭に浮かんだのは
自宅ベッドで冷たくなって発見された「低体温の男(モレションパパ)」・・・
容疑者として刑事に取り調べられる私の図・・・

「ご主人の異変にどうして真夜中まで気づかなかったんですか。」
「だ、だっていつも私より早起きで知らない間にどこかへ出かけてることが多いし
帰りが遅いのは年末だから飲み会にでも行ってるのかと・・・」
「ケータイで連絡を取ろうとは考えなかったんですか?」
「え、そんなの考えたこともないしかけたこともありません。」
「玄関にご主人のスリッパがないのに外出したと考えたんですか?」
「あ、それはうちの犬がどこかへ蹴っ飛ばしたのかと・・・(しどろもどろ)」
「とにかく署に来て詳しいお話を伺いたいのですが。」
「ま、待って、私がいなくなったら犬と猫の世話をする者がいません!!」
「留守中のペットの世話をするマリコ警部補がおりますからご心配なく。」
「・・・・・・(ボーゼン)」


小豆「ママ・・・とうとうやっちゃったの?」
712252
「違う!私は殺(や)ってない!!!!」

ピーポーピーポー♪
712253
小豆「ママ・・・しょっぴかれちゃったね。大丈夫かなあ。」
チェリー「こってり絞られたらあることないこと吐きそうね・・・。」

クリスマスの夜に物騒なネタですんませ~ん!!!coldsweats01

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2017年12月24日 (日曜日)

妄想劇場「低体温の女」(4)

これは妄想劇場「低体温の女」()()()の続きです。

ピンポ~ン♪(ワンワンワンワンッ!!!)
インターホンを押すとけたたましい犬の鳴き声が中から聞こえてきた。
マリコ「ああそうか。この家には犬がいるんだっけ。」
712240
マリコ「ワンちゃん初めまして。ちょっとお邪魔しますよ~。」

「あ、あなたは・・・?」
712241
「私は警視庁トクメイ係の警部補マリコ。上からの命は受けてないけどあなたの家の調査に来たの。しばらくの間大人しくしててね。」

「まずは死亡現場の2階の寝室から見ていきましょう。ふむ。ふかふか敷き毛布の上に冬布団と毛布2枚。こんなに重くて寝返り打てるのかしら。鑑識の猫沢さんによるとエアコンのリモコンや電気アンカのスイッチやサッシ戸にも夫の指紋はなく拭き取った跡もないというから夫みずから何かの操作をしたとは思えない・・。あらっ。サッシ戸の鍵が壊れてる。これだと捜査員がちょっともたれただけで軽く開いてしまいそうね。それにしてもあのベランダ、何か違和感があるんだけど・・・・(ワンワン!!)・・・当日夜の8時過ぎ夫が寝ている妻に声をかけたけど返事があったようななかったような・・・(ワン!!)・・犬の声がうるさくてよくわからなかった、という供述は嘘ではなさそうね(ワンワンワンワン!!!)・・・あれ?あのワンちゃん2階には上がれないのかな?食器が置いてあるのに。。」
712242
「ワンワンうるさくて考えがまとまらないから階下に下りてみよう。」

「よしよし、お腹がすいたのね。もらいものだけど干し柿の形をしたおまんじゅう、一緒に食べましょう。美味しいよ。後で散歩にも連れて行ってあげるわ。」」
712243
静かになった隙にマリコはパソコンのチェックを始めた。

「えーっと・・このブログ・・・げげっ。何これ毎日こんなにいっぱい更新して、ここの奥さんどんだけ暇なの!?こんなの全部目を通してたら日が暮れる、夜が明ける、年が明けるわ。止めた止めた!どうせブログなんて半分ぐらい妄想と虚構なんだからあまり参考にならないわ。ブログの更新時間から見ると奥さんが毎晩夜更かしなのは明らかだけど朝の起床時間まではわからない。実際に本人を知ってる人から話を聞いてみましょう。」
712244
マリコは飼い犬を連れて聞き込みを始めた。犬の飼い主同士のネットワークは強力ですぐに多くの情報が集まった。死亡した妻は朝の散歩時間が気まぐれでいつも遅くゴミ出しが間に合わず収集車が去ってしまって慌てる事もしばしばだったという。
「妻が朝起きてこなくても不思議に思わなかったというのもうなずける。これまでのところ夫は嘘はひとつも言っていない。でも気になるのは夜中の3時過ぎサッシ戸を開けた人間がいるということ。妻が?何のために?何か気になって確認するため?ああわからない・・・・(ニャー)「ミャア!)・・・え・・・ミャア!!??」

「ニャー(よし行くわよ、イチ、ニイ、の)」「ミャア!(サン、今だっ!!)」
押入れに隠れていた猫達が一緒にベランダに飛び出した。

つづく。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年12月 4日 (月曜日)

妄想劇場「低体温の女」(3)

これは妄想劇場「低体温の女」(1)「低体温の女」(2)の続きです。
ベッドの中で凍死した低体温の妻(モレションママ)の異変に全く気づかなかった
夫(モレションパパ)は妻殺害の疑いで警察に連行された。
真実を知っているのは家に残された2匹の飼い猫だけである。

「あーあ。パパしょっぴかれちゃったよ。」
712040

「可哀想に。あれは相当厳しく取り調べられるね。」
712041
「家に私達が取り残されることもパパ全然頭に無くて出てっちゃうし。」
「あんなだから容疑者扱いされるのよ。」「まあ自業自得ね。」
「事情が知りたいんなら私達に聞いてくれたら詳しく教えてあげたのに。」

「よく言うよ。押入れに隠れたまま出てこなかったくせに。」
712042

「お姉ちゃんだってずっと気配消してたじゃない。」
712043
「パパが10時過ぎに寝たあともママはずっと起きて録画してた番組を観て」
「遅くにお風呂に入って生乾きのままベッドに入って」
「さすがに自分でもまずいと思ったのか珍しく寝室にエアコン入れてみたけど」
「うっかり冷房モードのままセットしたという絵に描いたようなドジを。」
「温風はお肌が乾燥するからエアコンは夏しか使わないなんてずっと言ってて」
「顔に似合わないことするから間違えるのよ。」
「せっかく電気あんかもつけたのに寝相悪くて足で蹴飛ばして役に立たなかったし」

「ママは明け方近くに体が冷えてひどく震え始めて」
「寒そうで可哀想だったから私達が毛布に乗って体を温めてあげたら」
「温まったのかようやく震えが止まってそのまま動かなくなっちゃったね。」

「ぷぷっ。刑事さんたらベランダのあの金網を防犯フェンスだって!」
「あれは私達が脱走しないようにママが注文して取り付けたフェンスなのに。」
712044

「工事のついでにサッシ戸も修理してもらったらよかったのよ。」
「カギがぶっ壊れてどこかへ飛んじゃったしちょっとした振動ですぐ開いちゃうし。」
712045
「私達が夜中にベランダのトイレを使えなくなったら困るだろうと
サッシ戸ずっと開けっ放しで夜寝る直前にベランダに出て
私達が外にいないか確認してから寝るなんてことパパは知らないよね?」
「どうせ話してもすぐ忘れるからママも言わなかったんじゃない?」
「最近バイクにはまって夜中にツーリングしてる隣の息子さんに聞かれるとは」
「パパもつくづくタイミングが悪い男だね。」

「でも適当なところで切り上げて戻ってきてくれないと私達困るわ~。」
「今度警察の人が来たらイチニイサンの号令で一緒に飛び出そうね!」
「それまで階下のあんドーナッツでも食べて食いつなぎましょう。」
「そうしましょうそうしましょう♪」

つづく・・・。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧