妄想劇場

2018年7月 7日 (土曜日)

七夕キャバ(改)

今日も大雨です。いつになったらやむのやら。。。
今日は七夕なので10年以上前にHPの日記とこのブログとで別々に書いた
「七夕キャバ」を加筆修正していっきに載せてみます。

昔々、民子姫という織物が得意なキャバリアがいました。
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毎日毎日熱心に布を織り続ける民子姫はある日仕事の帰りに
牛つかいの牽牛と出会います

「あら牽牛さん今晩は。遅くまでお仕事大変ね。」
「あなたこそこんなに遅くまで。夜道の一人歩きキャバは危ないですよ。」
牽牛は民子姫を家まで送ってくれました。
「あなたの織る布はとても美しく天女の衣のようだと皆が噂してますよ。」
「あらいやだ牽牛さんたら、そんなホントのことを。」
牽牛は別れ際に民子姫に牛肉の包みをプレゼントします。
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それから数日後・・・。
「牽牛さん有難う!知らなかったわ、あれが本物の牛肉だったのね!?」
民子姫の家はとても貧乏で牛肉はおろか豚肉すら食べたことがなかったのです。
民子姫の母親はちくわのことを「豚肉」と呼び、鶏肉を「牛肉」と偽ってきました。

民子姫「竹輪入りのカレーをポークカレーと呼んでいたの。」
牽牛「へーえ。じゃあ豚のヒレ肉は?」
民子姫「柔らかいカニカマボコよ。」
牽牛「カツ丼は?」
民子姫「竹輪の天ぷらの卵とじよ。」
牽牛「それはそれで美味しそうだなあ。あ、ハンバーグは?」
民子姫「シーチキンが入ってたわ。牛ステーキは鶏のササミ。最高のご馳走よ!」
牽牛「クリスマスのチキンは食べなかったの?」
民子姫「えーと。たぶんあれは笹カマボコのから揚げだったと思うわ。」

初めて本当の牛肉を知った民子姫は同時に恋の味も知ったのです。
2人は結婚し仲睦まじく暮らしていましたが・・・
民子姫は牽牛の育てた美味しい牛肉の虜になり毎日肉を食べては牛のように
食後にゴロンと寝てばかりで織物をしなくなりました。
民子姫は神様の怒りに触れ牽牛と別れさせられてしまいます。

年に一度、7月7日にだけ会うことを許された2人。今日がその日です
この日だけは思う存分美味しい牛肉を食べることができるのです。
でも雨が降ったら2人は会うことができません。
ステーキもしゃぶしゃぶも口にできないのです。
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民子姫「もちろん雨天決行よ!!」

頭上の雨雲を強引に鼻息で吹き飛ばし曇り空にした民子姫は無事に牽牛と再会し
バーベキューをしながら楽しいひとときを過ごしました。
民子姫は牽牛にもらった牛肉を大切に持ち帰りあるものは冷凍し
あるものは切り分けてラップにくるんで冷蔵しミンチにして食べたりと
すっかり主婦モードに入ってしまい仕事どころではありません。
やっと仕事を再開したと思ったら牛のことばかり考えて牛柄の布を織ってしまいます。
これには神様も呆れ顔でした。

ところがこの奇抜なホルスタイン柄が意外にも好評で
「彦星織り」と名づけられたこの布は飛ぶように売れました。
忙しくなった民子姫は寝食を忘れ熱心に布を織り続け、この働きが認められて
民子姫はようやく牽牛と一緒に暮らせるようになりました。
やがて2人の間には可愛い女の子が生まれ、将来は「モーモー娘。」に入れて
輝く星(スター)にさせようと語り合う親バカになった民子姫と牽牛なのでした。

おしまい。

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2018年5月 6日 (日曜日)

連休終了特別企画「猫カフェ物語」

ここはネコビューテー研究所。
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所長のアズキュリーと主任研究員チェリーはとあるプロジェクトのために
休日であるにもかかわらず研究所に顔を出していた。


所長「せっかくの休みなのにごめんね。今日は例のプロジェクトなんだけど」
チェリー「ミノンちゃんの婚活プロジェクトですね。」
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研究所の見習い研究員のミノンが婚活のためメイドカフェでバイトを始めて1ヶ月。
最初は週末だけのバイトだったが本腰を入れて相手を探すからと
現在は研究所を休んでいる。

所長「いっこうに朗報が聞こえてこないのはいいとしてあまりにも連絡がないし」
チェリー「物怖じしない子だからすぐ環境に慣れてうまくやってるはずだけど。」
所長「そうよね。3分居れば3年ぐらい住んでたような顔するはずよ。」
チェリー「ミノンちゃん、まだ1年しか生きてませんけど。」
所長「お約束のツッコミありがとう。2人でこうしていても仕方ないから・・・」
チェリー「メイドカフェにこっそり潜入して様子見に行きましょう!!」
2人は大阪の昭和町のカフェに向かった。

アズキュリー「あのう、ここにミノンちゃんていう子がいると思うんですけど。」
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「え?ミノン?そんな子いたっけなあ・・・。」


「あの子じゃない?ほら、最近床に白い餅がよく落ちてるでしょ。」
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チェリー「え・・・餅??」


「あ、そういえば・・・」
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「あのクロワッサンの横に落ちてるあの子じゃない?」


アズキュリー&チェリー「あ、いたいたー!!!」
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ミノン「・・・・・sleepy


アズキュリー「ちょっと、お客さん来たわよ、起きなさい!」
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ミノン「さあて顔でも洗っちゃおうかな~。」


チェリー「何なのそのやる気なさげな接客は!!!」
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ミノン「ああ~かったりぃ~。もっぺん寝よっと。」


ミノン「お菓子持ってきたお客さんが来たら起こしてね~。」
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アズキュリー「・・・・チェリーちゃん帰ろうか・・・。」
チェリー「ええ、帰りましょう、なんか私まで眠くなってきちゃった。」
アズキュリー「私たち何のためにここに来たんだっけ。」
チェリー「あ、赤いハットかぶった昭和町の名物猫のミー子ちゃん見るためです。」
アズキュリー「そうね、そうだったことにしておきましょう。」
2人はとぼとぼと引き返した。


ミノン「あれ・・・聞き覚えのある声がさっきしてたような・・・気のせい?」
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所長とチェリーは作戦を練り直すことにした。
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主任研究員チェリー「今度会ったらケリ入れてやるわ。」

この物語はフィクションです。

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2018年3月23日 (金曜日)

「ミノン研究員」

ここはネコビューティー研究所。
所長のアズキュリー夫人は優秀な助手とともにネコの美の研究を続けている。
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有給休暇を取っていた新人見習い研究員のミノンが1週間ぶりに顔を見せた。
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アズキュリー所長「ミノンちゃんお帰りなさ~い!」


主任研究員チェリー「休暇はどうだった?楽しかった?」
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ミノン「ええ、いろいろ新しい出会いがあって楽しかったです。」
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アズキュリー「そう、よかったわ。初めての見合いに失敗して落ち込んでるんじゃないかと心配してたの。」
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ミノン「ゲホゲホッ!!!所長、知ってたんですか!?」
所長「ええ全部丸ごと。そちらからは言いにくいだろうと思ってこちらから話をふってみたの。」
ミノン「そうなんです、私の力が及ばず・・・・。」
チェリー「気にすることないわよ。1回目でうまくいく方が珍しいんだから。」
所長「それに今回は向こう側の受け入れ態勢ができてなかっただけでミノンちゃんのせいじゃないわ。」
ミノン「本当に丸ごと知ってるんですねsweat02

ミノン「そういえばチェリー先輩は1回目の見合いで決まったって聞いてますけど。」
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チェリー「そうなの。白い靴下が似合う女性を1年かけて探してたんだって。」
所長「いろんな趣味の人がいるんだからミノンちゃんの特徴をいかしてどんどんアピールしていけばいいのよ!」

ミノン「私の特徴というと・・・じゃあもう片目もつぶっちゃおうかな~♪」
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チェリー「それじゃ前が見えないでしょ!」
ミノン「冗談ですよ。私だって相手は自分の目で選びたいです。」
所長「よしっ。今からミノンちゃん縁談プロジェクト始動よ、ゴール目指して頑張りましょう。」
チェリー「ガンバロー!!」
所長「ミノンちゃんに素敵な伴侶を。できればお金持ちであわよくば当研究所に寄付を。」
チェリー「そこがゴールなんですね。」

所長「そもそもこの見合い写真が間違ってるのよ。」
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所長「現在のミノンちゃんと全然違うじゃない!!」
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(注:ミノンちゃんは現在体重4.2キロです。)


チェリー「あんなか細い写真ではデブ専のハートをつかむことはできないわ。」
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所長「ロリコンを相手にするにも中途半端な月齢だしねえ。」

ミノン「あのう、私の相手ってマニアとか変態限定なんですか?」
チェリー「変態はお嫌いですか?」
ミノン「変態は嫌です!!」
所長「じゃあ変人まではOKという方向で。それとミノンちゃんはデブじゃないわ。」
チェリー「そうね、デブと言うよりポッチャリ系ね。デブというのは・・・」

所長「顔がデカくて二重アゴで首が太くて全身どっしり・・って誰がデブやねん」
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↑ノリツッコミするアズキュリー所長


このままではアブナイ相手しか現れないかもと危機感を覚えたミノンは
週末の休みを利用してメイドカフェでバイトすることを決めた。
スタッフとは名ばかりで実際はお相手探しの婚活パーティーである。
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この物語はもちろんフィクションですがミノンちゃんは本当の家族を待っています。
気になる方は問い合わせてね~~\(^o^)/

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2018年1月13日 (土曜日)

アズキュリー夫人

ここはビューティーネコ研究所。
所長のアズキュリー夫人はネコの美の研究を長年続けてきた。
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「やった。ついにネコ美成分のラジウムウムのエキスを粉末化することに成功したわ。これをお風呂に入れればサラふわヘアー、プルルン唇、プニプニつやつや肉球を永遠に手に入れることができるわ。」


「遂にやりましたね。アズキュリー夫人の長年の努力の賜物です。」
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「有難う。チェリーちゃんの協力のお陰よ。さっそくこれを使ってお風呂に入って来てちょうだい。」
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チェリー「どうですか~?きれいになったでしょ?」
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「う、うーん・・・綺麗にはなったけど今ひとつインパクトに乏しいというか・・・もう少し色白の被験者を探したほうがよさそうね。」


「守衛のユーリッヒさんは色白だけど犬だしおっさんだし猫毛じゃないし・・・」
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そこへ新人の見習い研究員のミノンがやってきた。
ミノン「おはようございます!お2人とも出社が早いですね。」
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「あ、マリコ警部補!」
「・・・じゃなくてミノンちゃん、ちょうどいいところに来た!!!」


「あれ・・・ミノンちゃん温泉入ってきた?」
「高級シャンプー使ってる?」
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「まっさかあ。家のお風呂ですよ。シャンプーは激安スーパーで買ったミノンノンシャンプーをお湯で薄めて倍の量にしてシャカシャカ振って泡立てて使ってます。けっこう汚れがきれいに落ちますよ♪」


アズキュリー夫人「負けた・・・激安水増しシャンプーに負けるなんて・・・」
チェリー「若さのエキス、恐るべし・・sweat02
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アズキュリー夫人「研究はまた一からやり直しね。」
チェリー「気を取り直して頑張りましょう!」
ミノン「そうですよ。続けていればいつか棚からぼたもちで美味しいことあるかもしれません。今日は一緒にあん餅で食べましょう。」

アズキュリー「そうね、きっといつかはミノンちゃんにも素敵な御縁があるわ。」
チェリー「大金持ちの令嬢になっても私たちのこと忘れないで!」

そんな訳で(どんな訳だか)ミノンちゃん里親絶賛募集中です。
さらに!!2週連続で保護活動のためのバザーが行われます。
寒い中ですがぜひぜひ足をお運び下さい♪

ドラマかと思って見てたら長いCMだった、ってやつです(*≧m≦*)

その他のチャリティーバザーや里親募集中の犬猫の情報も見てね~\(^o^)/

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2017年12月30日 (土曜日)

妄想劇場「低体温の女」(5)

このお話は妄想劇場「低体温の女」()()((4)の続きです。


マリコ「うそっ。この家、猫がいたの?それも2匹。聞いてない!資料のどこにもそんなの書いてなかった。ここの夫は奥さんだけじゃなく猫のこともすっかり忘れてたの!?」

ようやくベランダに出られた猫達は床にゴロンゴロンしたり高い場所に飛び乗ったりトイレを使ったりと自由にくつろぎ始めた。
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「そっか。このベランダ、初めて見たときから何か変だなと思ったけどこのロングカウンターは猫の見晴らし台かあ。テーブルに丸太、床に敷かれたマット、猫のトイレ。フェンスは猫の脱走を防ぐためのもの。ここはすべて猫仕様だったんだ。2階の廊下にあったのは犬用じゃなくて猫用の食器。ワンちゃんは階段を上がれないから猫達は主に2階で生活していた。世話をしていたのは恐らく亡くなった奥さん一人で夫はノータッチ。」
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「なるほど。これで全部がつながったわ。夜中の3時過ぎにベランダが開いたのは猫達が外に出たがったか逆に入りたがったかあるいは外にいるのか確かめようとして奥さんが出たから。夫はすでに眠っていて全く気づかなかった。そこまではいいとして・・・今回の事件の肝は夫が妻の死に気づいていながら故意に放置したか本当に妻のことをすっかり忘れていたボンヤリさんなのかを見極めることだけど・・・さすがに夫婦のことは独身の私にはわからないわ。経験者に聞いてみよう。」

マリコは実家の母に電話をした。
「もしもし、お母さん?今これこれこういう事件を捜査してるんだけど教えて欲しいことがあるの。もしもお母さんが体調悪くて上の部屋で寝ていて、でもご飯はちゃんとテーブルに用意してあったらお父さんはお母さんが寝てることに気づくのが夜中になったりする、なんてことある?」
マリコの母「あるある!!」即答だった。
「じゃ、じゃあ、お母さんが風邪で寝込んでるとき自分の晩ご飯をコンビニに買いに出たお父さんがお母さんの食事も一緒に買ってきてくれるってことは・・・」
マリコの母「ない!!!」断言だった。
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「ああやっぱりこういうことって熟年夫婦あるあるなのね。怖い怖い。私は一生結婚しないわ。夫や姑がいたらこんなふうにのびのびできないもの。」

マリコは署に戻って調査結果を報告し疑いの晴れたモレションパパはまもなく自宅に戻ることができた。
「お陰様で家に戻ることができました。何から何までお世話になって何とお礼を言ったらいいか・・・。」
マリコ「いえいえ、とんでもない。どうかこれからはワンちゃんと仲良く暮らして下さいね。」

2匹の飼い猫達はマリコの実家に引き取られることになった。犬や猫の保護活動をしているマリコの母が「奥さんのこともすっかり忘れるような家に残される猫ちゃん達が心配。マリちゃん、うちに連れてきなさい!」と言ったからである。犬のほうはそのまま家に残されることになった。
モレションパパ「これからは男同士、仲よく暮らそうな♪」
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「嫌だあ~ボクも連れてって~sweat01

マリコ「これにて一件落着heart04
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彼女の名前は「万里古 真理 (まりこ まり)」。

上から頼まれてもいない事件に毎回首を突っ込み、複雑に入り組んだ事件に鋭いメスをを入れさまざまな謎や疑問を徹底的に追及し事件の真相を突き止める凄腕の警部補である。
しかし手柄は毎回同僚に譲りどの資料にもみずからの名前を残したがらないことから「警視庁匿名(希望)係のマリコ」と呼ばれているのだった。

おしまい。

今回マリコ警部補を演じてくれたのはしゅりママさんちのミノンちゃんです
生後7ヶ月のミノンちゃんはただいま里親募集中。
保護されたとき猫風邪を患っていたため片目が萎縮してしまいましたが日常生活には全く問題なし。元気で人なつっこく犬とも仲良く暮らせるとてもいい子です。避妊手術も済みお腹ぽってり触り心地満点です。私も先日触りまくってきましたhappy01この可愛いウィンク嬢と会ってみたい方はしゅりママさんに問い合わせてね~~!!

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2017年12月25日 (月曜日)

リアル低体温の男!?

今朝、枕カバーの洗濯・取り替えをしようとモレションパパの寝室に入ったら
「あれ?処分するつもりだった掛け布団がベッドに掛かってる・・・。」
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使っている羽毛布団(ニトリで買った9千円程度の2枚合わせ布団)が
中身がスカスカで全然温かくないからと新しいのを買ってきたのは先週のこと。
何度も洗ってボロボロの布団はもう処分していいよねと思っていたのに・・・


まさかと思って布団をめくったら布団・毛布・布団・毛布と
超冷え性&低体温の妻も真っ青なトリプルクアドラプル4枚掛け\(◎o◎)/!
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どんだけ体冷えてるんですか・・・sweat02
男の人も年齢を重ねると冷えるようになるんですね。
そういえば基本的に体温は高いほうじゃなかったような・・。

で、この4枚重ね掛け布団を見て真っ先に頭に浮かんだのは
自宅ベッドで冷たくなって発見された「低体温の男(モレションパパ)」・・・
容疑者として刑事に取り調べられる私の図・・・

「ご主人の異変にどうして真夜中まで気づかなかったんですか。」
「だ、だっていつも私より早起きで知らない間にどこかへ出かけてることが多いし
帰りが遅いのは年末だから飲み会にでも行ってるのかと・・・」
「ケータイで連絡を取ろうとは考えなかったんですか?」
「え、そんなの考えたこともないしかけたこともありません。」
「玄関にご主人のスリッパがないのに外出したと考えたんですか?」
「あ、それはうちの犬がどこかへ蹴っ飛ばしたのかと・・・(しどろもどろ)」
「とにかく署に来て詳しいお話を伺いたいのですが。」
「ま、待って、私がいなくなったら犬と猫の世話をする者がいません!!」
「留守中のペットの世話をするマリコ警部補がおりますからご心配なく。」
「・・・・・・(ボーゼン)」


小豆「ママ・・・とうとうやっちゃったの?」
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「違う!私は殺(や)ってない!!!!」

ピーポーピーポー♪
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小豆「ママ・・・しょっぴかれちゃったね。大丈夫かなあ。」
チェリー「こってり絞られたらあることないこと吐きそうね・・・。」

クリスマスの夜に物騒なネタですんませ~ん!!!coldsweats01

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2017年12月24日 (日曜日)

妄想劇場「低体温の女」(4)

これは妄想劇場「低体温の女」()()()の続きです。

ピンポ~ン♪(ワンワンワンワンッ!!!)
インターホンを押すとけたたましい犬の鳴き声が中から聞こえてきた。
マリコ「ああそうか。この家には犬がいるんだっけ。」
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マリコ「ワンちゃん初めまして。ちょっとお邪魔しますよ~。」

「あ、あなたは・・・?」
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「私は警視庁トクメイ係の警部補マリコ。上からの命は受けてないけどあなたの家の調査に来たの。しばらくの間大人しくしててね。」

「まずは死亡現場の2階の寝室から見ていきましょう。ふむ。ふかふか敷き毛布の上に冬布団と毛布2枚。こんなに重くて寝返り打てるのかしら。鑑識の猫沢さんによるとエアコンのリモコンや電気アンカのスイッチやサッシ戸にも夫の指紋はなく拭き取った跡もないというから夫みずから何かの操作をしたとは思えない・・。あらっ。サッシ戸の鍵が壊れてる。これだと捜査員がちょっともたれただけで軽く開いてしまいそうね。それにしてもあのベランダ、何か違和感があるんだけど・・・・(ワンワン!!)・・・当日夜の8時過ぎ夫が寝ている妻に声をかけたけど返事があったようななかったような・・・(ワン!!)・・犬の声がうるさくてよくわからなかった、という供述は嘘ではなさそうね(ワンワンワンワン!!!)・・・あれ?あのワンちゃん2階には上がれないのかな?食器が置いてあるのに。。」
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「ワンワンうるさくて考えがまとまらないから階下に下りてみよう。」

「よしよし、お腹がすいたのね。もらいものだけど干し柿の形をしたおまんじゅう、一緒に食べましょう。美味しいよ。後で散歩にも連れて行ってあげるわ。」」
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静かになった隙にマリコはパソコンのチェックを始めた。

「えーっと・・このブログ・・・げげっ。何これ毎日こんなにいっぱい更新して、ここの奥さんどんだけ暇なの!?こんなの全部目を通してたら日が暮れる、夜が明ける、年が明けるわ。止めた止めた!どうせブログなんて半分ぐらい妄想と虚構なんだからあまり参考にならないわ。ブログの更新時間から見ると奥さんが毎晩夜更かしなのは明らかだけど朝の起床時間まではわからない。実際に本人を知ってる人から話を聞いてみましょう。」
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マリコは飼い犬を連れて聞き込みを始めた。犬の飼い主同士のネットワークは強力ですぐに多くの情報が集まった。死亡した妻は朝の散歩時間が気まぐれでいつも遅くゴミ出しが間に合わず収集車が去ってしまって慌てる事もしばしばだったという。
「妻が朝起きてこなくても不思議に思わなかったというのもうなずける。これまでのところ夫は嘘はひとつも言っていない。でも気になるのは夜中の3時過ぎサッシ戸を開けた人間がいるということ。妻が?何のために?何か気になって確認するため?ああわからない・・・・(ニャー)「ミャア!)・・・え・・・ミャア!!??」

「ニャー(よし行くわよ、イチ、ニイ、の)」「ミャア!(サン、今だっ!!)」
押入れに隠れていた猫達が一緒にベランダに飛び出した。

つづく。

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2017年12月 4日 (月曜日)

妄想劇場「低体温の女」(3)

これは妄想劇場「低体温の女」(1)「低体温の女」(2)の続きです。
ベッドの中で凍死した低体温の妻(モレションママ)の異変に全く気づかなかった
夫(モレションパパ)は妻殺害の疑いで警察に連行された。
真実を知っているのは家に残された2匹の飼い猫だけである。

「あーあ。パパしょっぴかれちゃったよ。」
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「可哀想に。あれは相当厳しく取り調べられるね。」
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「家に私達が取り残されることもパパ全然頭に無くて出てっちゃうし。」
「あんなだから容疑者扱いされるのよ。」「まあ自業自得ね。」
「事情が知りたいんなら私達に聞いてくれたら詳しく教えてあげたのに。」

「よく言うよ。押入れに隠れたまま出てこなかったくせに。」
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「お姉ちゃんだってずっと気配消してたじゃない。」
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「パパが10時過ぎに寝たあともママはずっと起きて録画してた番組を観て」
「遅くにお風呂に入って生乾きのままベッドに入って」
「さすがに自分でもまずいと思ったのか珍しく寝室にエアコン入れてみたけど」
「うっかり冷房モードのままセットしたという絵に描いたようなドジを。」
「温風はお肌が乾燥するからエアコンは夏しか使わないなんてずっと言ってて」
「顔に似合わないことするから間違えるのよ。」
「せっかく電気あんかもつけたのに寝相悪くて足で蹴飛ばして役に立たなかったし」

「ママは明け方近くに体が冷えてひどく震え始めて」
「寒そうで可哀想だったから私達が毛布に乗って体を温めてあげたら」
「温まったのかようやく震えが止まってそのまま動かなくなっちゃったね。」

「ぷぷっ。刑事さんたらベランダのあの金網を防犯フェンスだって!」
「あれは私達が脱走しないようにママが注文して取り付けたフェンスなのに。」
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「工事のついでにサッシ戸も修理してもらったらよかったのよ。」
「カギがぶっ壊れてどこかへ飛んじゃったしちょっとした振動ですぐ開いちゃうし。」
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「私達が夜中にベランダのトイレを使えなくなったら困るだろうと
サッシ戸ずっと開けっ放しで夜寝る直前にベランダに出て
私達が外にいないか確認してから寝るなんてことパパは知らないよね?」
「どうせ話してもすぐ忘れるからママも言わなかったんじゃない?」
「最近バイクにはまって夜中にツーリングしてる隣の息子さんに聞かれるとは」
「パパもつくづくタイミングが悪い男だね。」

「でも適当なところで切り上げて戻ってきてくれないと私達困るわ~。」
「今度警察の人が来たらイチニイサンの号令で一緒に飛び出そうね!」
「それまで階下のあんドーナッツでも食べて食いつなぎましょう。」
「そうしましょうそうしましょう♪」

つづく・・・。

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2017年11月27日 (月曜日)

妄想劇場「低体温の女」(2)

このお話は前回の続きです。

M氏「は?何のことを言ってるんですか?もしかして私のことを疑ってるんですか?まさか。どうして私が妻を殺さなくちゃいけないんですか。私は何もしていません!」
刑事A「殺したとは言っていません。奥様の死因は凍死です。むしろ何もしなかったのが問題なのです。どうしてもっと早く気づいて通報しなかったのか何故5時に帰宅して奥様の様子を見に行ったのが8時過ぎなのか、あまりにもあなたが冷淡というより関心が無さ過ぎるように感じられるのです。」
M氏「失礼なっ。私達はずっと円満にやってきたし妻をないがしろにしてきたつもりはありません!」
刑事A「では奥様のことは大切に思っていらっしゃったと?」
M氏「そ、そうです、もちろんです!」

刑事A「妻のことは大切に思っていた、だが妻の異変には気づかなかった。興味がないので妻の日記は読んでいなかった。声をかけて返事は無かったが気に留めなかった。口論はしていなかったがふてくされて寝ているのだろうと思った。風邪でもひいて寝ているのかもしれないと思ったが薬を買いにいくことも食べ物を買ってくることも思いつかなかった・・・何だかちぐはぐな感じですね。そのお菓子もご自分で食べるために買ってきたもので奥様のために買ってきたのではなさそうだ。」
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M氏「ちゃんと2個残してあります!!!」
刑事A「2個ですか・・(失笑)。」
M氏「何がおかしいんです!私が妻に頭から氷水をかけて殺した、とでもいえば満足なんですか!」

刑事A「そうですね。そうかも知れません。ご夫婦の仲はとうに冷え切っていた。お二人は昨夜口論になり、電源の入ったままの奥様のパソコンから妻の冷え性と低体温を知ってあなたは眠っている奥様の寝室に行き毛布を剥ぎ取り電気あんかのスイッチを切り凍死させた。確実に死んだことを確認した後警察に通報し我々が到着する前に毛布と電気あんかのスイッチを戻した。」
M氏「違う!!いいかげんにして下さい、どこにそんな証拠があるんですか!」

刑事A「ご主人、夜中の3時過ぎにベランダに出られましたか?」
M氏「は?いいえ。」
刑事A「おかしいですね。その時刻にベランダの電気がついてガラガラとサッシ戸を開け閉めする音が聞こえた、というお隣さんの証言があるんですけどね。そんな時刻に寒がりの奥様が外の空気を吸いに出たとは考えにくい。あなた以外の誰が夜中に外の空気を入れに戸を開けるんです?」
M氏「では誰かが外から入って・・・?」
刑事A「防犯用のフェンスが付けてあるあのベランダからどうやって人が出入りするんです?あれでは犬猫でさえ入ることができませんよ!!」

刑事B「ベッドの中は少し濡れた跡が残っていました。寝室からベランダに続くサッシ戸は少し開いたままで枕元にあったエアコンのリモコンは冷房の設定になっていて室外機には使用した形跡が残っています。それと・・・あと数時間発見が早ければ奥様は蘇生措置で助かった可能性が高いということです。」
M氏「そ・・そんな・・・じゃあ私が殺した・・・・」
刑事A「お認めになるんですね?」
M氏「え?あ、違う、そういう意味じゃない、話を聞いてくれ!!」
刑事A「もちろんです。ゆっくりと署の方でお話を伺いましょう。」

M氏(モレションパパ)は刑事二人に促され車に乗り込んだ。
「違う・・・何もやってない・・・無実だ・・・(ブツブツ)」

続くー!!

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2017年11月24日 (金曜日)

妄想劇場「低体温の女」(1)

モレションママはベッドで死体となって発見された。
第一発見者&通報者は夫のモレションパパである。

↓鑑識の猫沢さん再び!!
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「外傷及び着衣の乱れなし。争った跡はありません。死因は凍死ですな。」

刑事A「凍死!?この11月に部屋の中で!?」
猫沢「極めて稀なケースですが体の発熱体である筋肉の少ない高齢の女性などに起こりうることです。外気温は関係ありません。」
刑事B「夫(62)との間に子供はなく夫婦2人暮らし。寝室は数年前から別々で今日の夜10時過ぎになって妻の異変に気付き通報した、と言っています。」
刑事A「何故そんな遅くまで気付かなかったんだ?」
刑事B「ええと夫は朝9時から用事で外出し夕方5時過ぎに帰宅。夜8時過ぎに妻が寝室で寝ているのに気付き声をかけたが返事がなく、風邪でもひいて具合が悪く寝ているのか何かふてくされて寝ているのかと思ってそのままにしたと。」
刑事A「それで夜10過ぎに自分が寝ようとして部屋をのぞきようやく気付いたと?」
刑事B「なんか怪しいですね。」
刑事A「怪しいな・・・。」

刑事A「ご主人、恐れ入ります。少々お話を伺ってもよろしいですか?」
モレションパパ(通称M氏)「あ、はい、どうぞ。」
刑事A「最後に奥様と言葉を交わされたのはいつですか?」
M氏「昨夜10時過ぎに私が先に寝ようとして妻に声をかけました。」
刑事A「そのとき奥様に何か変わった様子はありませんでしたか?」
M氏「いいえ、特にありません。」
刑事A「そのとき口論になったとか、あるいは何かメモが残してあったとか。」
M氏「いいえ。あ、そうだ、妻はブログを書いていましたから何か残っているかも。ええとタイトルは・・・何だっけ?」
刑事A「それでしたらすでにチェック済みです。奥様は相当な冷え性で低体温だったようですね。」
M氏「あ、そうなんですか。」
刑事A「読まれたことはないんですか?」
M氏「ええ、特には・・・」

刑事A「今朝奥様の姿が見えなかったことを不思議に思われなかったのですか?」
M氏「ああ、妻は朝が弱くて起きられないのでいつもの朝寝坊かと思いました。」
刑事A「夜8時過ぎに外出されてますね。車で近くのコンビニに。」
M氏「ええ、腹がすいたので弁当を買いに。」
刑事A「レシートによると買ったのは弁当1個、ドーナッツ1袋、煙草2箱。」
M氏「あのう・・・それが何か・・」
刑事A「何故弁当が1個なんですか?奥様の食事のことは考えなかったのですか?」
M氏「あ、はい、そうですね。気がつきませんでした。」
刑事A「すでに死んでいるとわかっていたから思い到らなかったと・・・?」

このあと刑事に徹底的に突っ込まれるモレションパパの悲劇へと続く・・・(*^m^)

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