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2018年3月15日 (木曜日)

「がん消滅の罠 完全寛解の謎」

今日は特にネタもないので先日読み終えたこの本の感想を。
803150
第15回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。
最後の最後の方でバタバタッと真実が明らかになり「え!え!え!?」なのですが
トリックはともかく気になるのが主人公を初めとする登場人物の人物設定の緩さ・・
特に印象深い人物も魅力的な人物も登場せず
最初から最後まで誰目線で読み進めていけばいいのかわからない。
最後のオチを知ってもそれが主人公の人生に何の影響を与えることも無いので
読んでいる方は何の余韻もなく「あ、そう、ふーん。」で終わってしまう・・・
ドラマチックじゃないんだよなあ。。。


もしも私が編集者でこの原稿を持ち込まれたらどう指摘するか妄想してみましたhappy01
「まず主人公はこのAじゃなく友人Bに変更!
その方が終盤でBの内面の揺らぎを表現できて読者が感情移入しやすい。
それから女性の描き方がステレオタイプで古臭い!
これでは女性の支持を得られません。
特にこのAの妻など会話の中の難しい専門用語を「え?それ何?」と口を挟んで
解説させるために登場させた補助要員にしか見えない。」

でもドラマ化するならこのキャラの薄さのお陰で制作側が自由に色づけしやすくて
かえって助かる面もあるなあと思ったりして。
トリックに凝っていろいろ伏線をめぐらした割には肝心の動機が弱い、
なんてこともミステリーにはありがちなのですが
やはり人間のドラマを描いて欲しいなあと思う私です。
以上、偉そうな書評でした。苦情は受け付けません(≧m≦)

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コメント

あ~~~~~、モレションママの書評から推察するに…斉藤栄タイプの文章なのかな?ミステリーって、いろいろ好みがありますよね。あの独特の文章の山村紅葉じゃなかった山村美紗先生の本がバカ売れしたりシリーズでドラマ化したりする世の中ですもんねー。
それにしても、またモレションママの妄想シリーズ、やってくれないかな~~~楽しみにしてるんだけどな~マリコ ← え!?^m^

投稿: しゅりママ | 2018年3月16日 (金曜日) 12:51

推理小説といえばやっぱりアガサクリスティーかなあ。
一番好きなのが「春にして君を離れ」という作品で
事件も起こらず推理小説でもないんだけど
人の内面こそが最大のミステリーで一寸先もわからないという面白さ♪
妄想シリーズ実は私の頭の中ですでに始まっていて
ミノンちゃんとあずチェリがいっぱい会話してるんだけど
オチがないんだよねえ・・・関西人としてはオチがないと気持ち悪い(^_^;)
そんな訳で行き詰っております。。

投稿: 香苗 | 2018年3月16日 (金曜日) 21:08

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