ここはネコビューティー研究所。
所長のアズキュリー夫人は優秀な助手とともにネコの美の研究を続けている。

有給休暇を取っていた新人見習い研究員のミノンが1週間ぶりに顔を見せた。

アズキュリー所長「ミノンちゃんお帰りなさ~い!」
主任研究員チェリー「休暇はどうだった?楽しかった?」

ミノン「ええ、いろいろ新しい出会いがあって楽しかったです。」

アズキュリー「そう、よかったわ。初めての見合いに失敗して落ち込んでるんじゃないかと心配してたの。」

ミノン「ゲホゲホッ!!!所長、知ってたんですか!?」
所長「ええ全部丸ごと。そちらからは言いにくいだろうと思ってこちらから話をふってみたの。」
ミノン「そうなんです、私の力が及ばず・・・・。」
チェリー「気にすることないわよ。1回目でうまくいく方が珍しいんだから。」
所長「それに今回は向こう側の受け入れ態勢ができてなかっただけでミノンちゃんのせいじゃないわ。」
ミノン「本当に丸ごと知ってるんですね
」
ミノン「そういえばチェリー先輩は1回目の見合いで決まったって聞いてますけど。」

チェリー「そうなの。白い靴下が似合う女性を1年かけて探してたんだって。」
所長「いろんな趣味の人がいるんだからミノンちゃんの特徴をいかしてどんどんアピールしていけばいいのよ!」
ミノン「私の特徴というと・・・じゃあもう片目もつぶっちゃおうかな~♪」

チェリー「それじゃ前が見えないでしょ!」
ミノン「冗談ですよ。私だって相手は自分の目で選びたいです。」
所長「よしっ。今からミノンちゃん縁談プロジェクト始動よ、ゴール目指して頑張りましょう。」
チェリー「ガンバロー!!」
所長「ミノンちゃんに素敵な伴侶を。できればお金持ちであわよくば当研究所に寄付を。」
チェリー「そこがゴールなんですね。」
所長「そもそもこの見合い写真が間違ってるのよ。」

所長「現在のミノンちゃんと全然違うじゃない!!」

(注:ミノンちゃんは現在体重4.2キロです。)
チェリー「あんなか細い写真ではデブ専のハートをつかむことはできないわ。」

所長「ロリコンを相手にするにも中途半端な月齢だしねえ。」
ミノン「あのう、私の相手ってマニアとか変態限定なんですか?」
チェリー「変態はお嫌いですか?」
ミノン「変態は嫌です!!」
所長「じゃあ変人まではOKという方向で。それとミノンちゃんはデブじゃないわ。」
チェリー「そうね、デブと言うよりポッチャリ系ね。デブというのは・・・」
所長「顔がデカくて二重アゴで首が太くて全身どっしり・・って誰がデブやねん」

↑ノリツッコミするアズキュリー所長
このままではアブナイ相手しか現れないかもと危機感を覚えたミノンは
週末の休みを利用してメイドカフェでバイトすることを決めた。
スタッフとは名ばかりで実際はお相手探しの婚活パーティーである。

この物語はもちろんフィクションですがミノンちゃんは本当の家族を待っています。
気になる方は問い合わせてね~~\(^o^)/
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