前回までのお話はこちら。
ここはキャバ星の某所にある「バー・小豆」。
店内のカウンター席では店主の小豆と客のタミーが
もう何時間もパソコンの画面を眺めクッキー家の様子をうかがっていた。
虹の橋の上でもたもたしているのんのんを早くキャバ星に戻すため
飼い主であるクーママが笑顔で手を振る画像をとらえ保存して
お役人キャバに提出するためである。
派遣されたキャバリアの地球での働きぶりを監視するため
地球でキャバリアを飼っている家庭の様子は24時間見ることができる。
クーママ家ではてんてんが暮らしているので
キャバ星から家の様子が丸見えになっていることをクーママ達は知らない・・(^_^;)
しかし根気のないタミーはすでに限界だった。

タミー「ああもう疲れた!飽きた!サクラちゃんそろそろ代わってよ!!」
↓交代要員サクラ。ただいま仮眠中。

サクラ「むにゃむにゃ。。。クーママが笑ったら起こしてね。。。。」
小豆「あのう、私の交代要員は・・・?」
タミー「そんなもんあるわけないでしょ!
残りのメンバーはみんな作戦会議だとかいって出かけちゃったんだから。」
小豆「それにしてもクーママさん笑わないわ・・・・陰気な人なの?」
タミー「うんにゃ。かなりご陽気な人だったと思うけどさすがに今はねえ・・・。」
小豆「あ・・・あれ?今ちょっと笑ってなかった?」

「うそっ!!??」
寝ていたサクラが飛び起きた。
「うわっ。ホントだ!めっちゃ笑っとる!タミーちゃん早く早く、保存してっ!!!」
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
それから数時間後・・・・・。
のんのんが輝くような笑顔でキャバ星に戻ってきた。

のんのん「みんな、ただいま~~~
」
全員「のんのんちゃん、お帰り~~!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/」
クッキー「ありがとう、みんなのお陰!それにしてもよく笑ってるシーン撮れたね!」
タミー・サクラ「う・・・うん、まあね。それより早かったね今日中に戻れるなんて。」
百合子「まあいろいろと大人の手を使ったのよ。」
サクラ「って、どんな汚い手?」
クッキーの説明によるとのんのんちゃん奪還にはかなり汚い手を使ったらしい。
「まず私が所帯やつれした落ち武者ヘアスタイルで乳飲み子のアニー背負って
ワンダの手を引いて「のんちゃんに会いたい!」と何度も大声で言わせて・・・・
もちろんキャバ役人といえば賄賂として定番のお菓子も渡したわ。」

↑役人に手渡された強引に手渡したお菓子。
タミー「すんなりと受け取ってくれた?」
「失敗したら逆効果になると思ってあえて最初はお菓子の箱を見せずに
箱からそっといくつか抜き取ってさりげなくバッグから取り出して
私が1個食べて見せてよかったらおひとつどうぞと配って歩いたの。
で、食べ終えたところで「お役人様へ」と書いたのしつきの菓子箱を取り出して・・・
ふふっ。これならもう受け取るしかないでしょ?」
サクラ「あ、あくどい・・・・・。」
「お菓子にはこっそりお酒も注入しといたわ。
勤務中に飲んだとバラされたら困るから
私達の言うとおりにするしかないのよ~♪」
小豆「あーーーっ!!店のリキュールがないないっ。いつの間に!?」
百合子「これぜ~んぶチャッピィちゃのアイデアなのよ!」
サクラ「越後屋チャッピィ、おぬしもワルよのう・・・」
チャッピィ「へっへっへっ。今後とも私ども越後屋をごひいきに!!!(^◇^)」
そして「のんのんちゃんお帰りなさい」パーティーが始まった。
つづく・・・・・。
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