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2012年1月 3日 (火曜日)

「アントキノイノチ」

この本を読みました。さだまさし著「アントキノイノチ」
201030
いい本でした・・・・・しみじみと。

途中でゴミ箱に放り投げたくなるようなひどい日本語で書かれた
クソみたいなエッセイを最近立て続けに読んでしまった私ですが
今度は心が洗われるようないい本でした。
歌手のさだまさしは知っているけれど本を読んだことは一度もありません。
でも数年前何かの雑誌に載っていた彼のエッセイを読んで
ああいい文章を書くいい人だなあという印象はありました。
で、一番最近出た本を買ってみました。
タイトルから何となく誰かが病気で死ぬ話かなあと思っていましたが
全然違っていました。
私の好きな「救いのある希望に満ちた」ラストで終わってよかった~!!!

主人公の現在と過去の回想が交互に出てくるのですが
ポンコツ頭の私でも混乱することもなく読めるわかりやすさ。
筆者は自分本位でなく読み手の立場で文章を書ける
気配りのできる優しい人なのだなあと思いました。
「痴呆」とか「認知症」とか「ボケた」とか書かずに
「老人性の穏やかな破綻があった人」と書かれてあるのもよかったわ。
(そもそも「認知症」って何なのさ。「認知できない人」を認知症って言うなら
ほとんどの人は「不認知症」「非認知症」でしょうが。)

地味に普通に誠実に生きている人がたくさん出てきてよかったなあ。
TVドラマや映画と違ってこの現実の世界はこんなふうに
目立たないけど自分にできることを一生懸命やっているヒーロー達によって
多勢の迷える人たちが助けられているのだなあと思えます。

ちなみにこれ映画化されていますがラストが原作と違う・・・・
なので観ないことにします。主役の岡田将生くんはすごく見たいんだけどなあ。
またこんなふうにいい本にめぐり会えますように・・・。

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コメント

いい本ですよね。「アントキノイノチ」
映画はラストが違うんですか、じゃあ、見なくて正解かな。
実は松坂桃李くんめあてで行く予定もあったんですけどね。
このお正月、実は父が入院してて…やっと退院したのですが、まだいくつも心配なことが。
ずっと実家にひとりで張り付きのクリスマスとお正月でした。

投稿: リンデ | 2012年1月 5日 (木曜日) 15:24

おお、リンデさんも読んだのね。本当にいい本でした。
主人公が実際に殺さなくて本当によかったわ。
私もずっと殺したいと思う奴がいたんだけど
殺してもあきたりないというかあっさり死なせたらもったいない
生きて生かして思い切り人生に苦しんでもらったほうがいい
いつか機会があったら隙を見て奈落の底に(心理的にね)落とそう
と思うようになったブラックな私です(*^_^*)

お父さんは退院されたのね。
一人で張り付きは相当きついよね。
思い切り役立たずのアホでももう一人いると気持ち的に楽なのに・・・
あらっ。今年の私ってけっこうブラック・・・?
体に気をつけてね。

投稿: 香苗 | 2012年1月 5日 (木曜日) 20:38

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