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2011年11月10日 (木曜日)

ドラマ「究極の選択」(1)

ナビゲーターにゃんこの小豆です。今日から新しいドラマが始まります。
私の出生の秘密も明らかになるとかで私も楽しみ♪みんな見てね!
初回は30行拡大バージョンでお送りします。
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ドラマ「究極の選択」(第一話)

その珍客は突然現れた。
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驚かせてしまって申し訳ありません。私の名はオムカエデゴンス。本日は姫をお迎えに参りました。そちらのお方は我がシルバードランド王国の次期国王となられるエミリヤ様なのでございます。

香苗「ええっ。あずちゃんが王国のお姫様!?そ、そう言われればどことなく品があったようなそうでもないような・・・。でもシルバードランド王国なんて聞いたことないわよ。どのへんにあるの?」

シルバードランドはこの地上、地球上にはございません。普段はこちらと決して交わることの無い別世界に存在するのでございます。

「アメリカンな洋猫じゃなくて異世界の猫だったのね。エイミーという名も当たらずといえども遠からずだわ。」

先ごろ我が国で暴動が起こりエミリヤ様のご両親は命を落とされました。残された生後間もないエミリヤ様の身を案じられた国王陛下の命を受け、私が姫を一時的にこちらに避難させたのです。

「そうだったの・・・。でもそんな大切な王女様ならもっとお金持ちの立派なおうちに預けたほうがよかったのに、どうしてこんな貧乏な家に・・・。」

こちらのお宅には宮廷犬がおられるので心配ないと判断致しました。

「宮廷犬・・・。ああ、タミーのことね。そりゃまあ確かにタミーはあずちゃんのご飯やうんちをずっと見守っていたけど、それってどうなんだか・・・・。」

国もようやく安定した今、陛下も国民も皆エミリヤ様のお帰りを待ちわびているのです。

「そう。それじゃ仕方ないわね。モレションパパが淋しがるわ。あの、できたらあずちゃん、じゃなかったエミリヤ王女の近況をときどき聞かせてもらえない?写真とか手紙とか・・・・。」

我が国とこちらの世界は本来決して交わってはならぬしきたり。2度と会うことは叶いません。私がこちらを去り次第エミリヤ様のこともこの私との会話もすべて記憶から抹消されることになっております。

「なかったことにされるってわけね。国に帰ったエミリヤ王女はお城の中で皆に守られて幸せに暮らすんでしょう?」
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エミリヤ様には帰国次第優秀な家庭教師をつけ、次期統治者となられるための勉強をして頂きます。

「でもあずちゃんはまだこんなに小さい子供なのに・・・・。」

国王は民のため、民は国王のためにあるのです。わがままは許されません。万一再び争いが起こった場合にはエミリヤ様に陛下の補佐として指揮を取って頂きます。

「・・・・・・・・・」

もちろん今日までエミリヤ様を育てて頂いたのですから充分それなりのお礼をさせて頂きます。何百万でも何千万円でもお好きな金額を言って頂ければ・・・・

「お、お金なんか要らないわ、あずちゃんを返してっ。この子はこれからもずっとうちで、好きなだけ食べて遊んで寝て好き勝手に猫らしく、面白おかしく暮らすのよっ!!」

では10億ほど振り込ませて頂きましょう。

「・・・・うぐぐっ!!!!」


「考えさせて・・・・」と香苗はいっきに声が小さくなった。  

続く・・・。

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