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2010年9月 1日 (水曜日)

女流作家タミコ 其の二

ええと、このままパクッたらまずいから細かい設定を変えましょう。
まずヒロインは平凡なOLから大手企業に勤める有能な美人秘書に変更。
好みのタイプは涼しげな目をした好青年、ではなく・・・
チビでポッチャリ、猫背でリュックを背負ったメガネ男子というマニアックな趣味。
彼女は週末になると好みのファッションをした男性が多勢いる秋葉原に行き
目の保養をするのを楽しみにしている・・・・そしてついに理想のタイプに出会う。
「なんて素敵な男性heart04チェックのシャツ、赤いバンダナ、可愛い紙袋!」
しかし目の前のフィギアに夢中な彼は彼女の視線に全く気づかない。

翌日、隣室の住人が引っ越してゆく光景を何気なく見ていた彼女は
実は今まで隣に住んでいたのがその理想の男性だったとこに気づく。
「何てうかつだったの!あんな素敵な人が隣に住んでたなんて!」
悔しがる彼女だったが2日後、手違いから引っ越していった隣の部屋に
彼あての荷物が届くのを見て名案が浮かぶ。
「そうだ!!彼はきっと何度もアニメグッズをネットで注文しているはず。
彼の住む地域の宅配便の配達人になればしょっちゅう彼に会えるはずよ!」
彼女はお隣から転送を頼まれていたと嘘をついて管理人から新住所をゲット。
転職した彼女は待機すること1ヶ月、ついに彼あての荷物を届けることに。

彼女は彼がネットで注文していた初回生産限定版(特典つき)アニメDVDを持って
彼の自宅を訪れた。ドアが開いてジャージ姿の彼がハンコを持って現れ・・・・
ヒロインの「(ドキドキ・・・)ご注文の品をお届けに参りました・・・。」
のセリフで第一話は終わり。次回に続く・・・と。
009010
「よーし。出来たわ♪ふふっ。私がやる気になればこんなものよ♪♪」
この物語のタイトルは「あなたのオタクへ・・・」これで決まりねっ。
彼と彼女はその後いろいろあって最終的にはハッピーエンド。
最終話でそれまで胸の内を見せなかった彼がついに彼女のマンションを訪れ
持っていた婚姻届の用紙を差し出し「あの・・・ハンコもらえますか・・・?」
このセリフでジ・エンド・・・!!!
ああもう私ったら天才だわっ。

始めにパクろうとしていたマンガのストーリーとは全然違う方向に話が変わり
少しも原型をとどめていないことなど全く気にかけないタミコは
すっかり自分の才能に酔い、この物語がドラマ化されたら出演者は誰と誰でと
楽しい妄想に浸りながらも「これなら宅配業者のスポンサーがつく」と
現実的なそろばんをはじくこともできるちゃっかり屋であった。

続く。

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