女流作家タミコ 其の四
↓ウソです。本気にしないでね。
「あなたのオタクへ・・・」これまでのお話。
2次元(アニメ)にも声優にも負け全然振り向いてもらえない片思い中のK子。
「疲れた・・・・お茶でも飲んで帰ろう。」秋葉原をトボトボと歩いていたK子は
「お帰りなさいませお嬢さま♪」と可愛いメイド服を着た女の子に声をかけられる。
「そうねえ・・・・真新しい恋の傷跡にぐいぐいとすり込むのにふさわしい
スパイシーでクールな飲み物をお願い。あと、ラブラブダーリンと書いた食事を。
ハートは2個以上つけてね。」
「かしこまりましたお嬢さま!!」メイドは空気が読める子だったので
グラスのフチに岩塩をたっぷりすり込んだグレープフルーツジュースと
ケチャップでたくさんのハートを書いたオムライスを運んできた。
食事をしながら彼女は自分と間違えられた声優の検索を始めた。
「えーと確かクジョウレイコとか・・・あ、あった、九条麗子、この人だわ。
あ、劇団員なのね。今度お芝居を見に行ってみようかな。
そこで偶然彼に会えたりなんかして・・・・キャッ♪♪(赤面)」
レジで精算をすませ店を出ようとするとドアが開き客が入ってきた。
「キャーーー!!彼だわ♪何という偶然♪今度こそ話しかけるのよ!!」
ドアに向かおうとしたそのときK子はメイドにガシッと腕をつかまれる。
「え・・・・・!?」
「おめでとうございます。スピード三角くじ、みごと当選です!」カランカラーン!!
(ちょっ!今それどころじゃないのよ私!)
「さあさあ、お嬢さまどうぞあちらへ!!」
見た目よりも腕力の強いメイドに強引に引っ張って行かれ
またもや彼と接近するチャンスを逃すK子。
ちなみに当選して獲得した商品は
「じゃんけんゲームで全勝するとメイドと記念写真が撮れる」というものだった。
K子「い、いらねえ~~~!!!!」
つづく・・・・・。
・・・この話どこまで続くねん???
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