« 比較 | トップページ | まだ? »

2009年9月 1日 (火曜日)

読字障害(ディスレクシア)

新聞の隅にに出ていた広告を見て以来、気になって気になってしょうがなかった
その本をようやく見つけて買うことができました。
「僕は、字が読めない。」
(読字障害(ディスレクシア)と戦いつづけた南雲明彦の24年」)
著者:小菅 宏 (集英社)
909010
読字障害というのは普通に会話ができ知能にも問題がないのに
文字が歪んで見えたり読めなかったり書けなかったりする障害だそうで
そんな障害があるなんて今までずっと知らなかった・・・・。脳って不思議。
学習障害といえばADHD(注意欠陥・多動性障害)や
アスペルガー症候群ぐらいしか知らなかった。
(ちなみに「障がい」という書き方が嫌いなので私は「障害」と書きます。)

いっきに読んだけど彼の人生は想像よりはるかに壮絶だった・・・・
そりゃあ荒れるわ心を病むわ自殺したくもなるわ絶望するわ
自分がどこか人と違う、でもそれが何だかわからない、黒板の字が読めず
メモをとることができず忘れ物ばかりし怠けていると思われる
学校にも行けない就職もできない人と接するのが恐ろしくなる未来に絶望する
自分がディスレクシアであることを知るのに21年もかかっている・・・!!!
「自分にようやく肩書きができたと安堵した」うんうん、わかるわ。

この本の中で一番感動したのはココ↓
「みんな、ちがって、みんないい」でなく「みんなと違うこと。それを認め合えること」
この認識が日本社会に育てられたら、それが僕の永遠の願いです。

ところで私は文字がないと何でもうまく覚えられないというか認識できません。
聞いて覚える、相手の動きを見てそのまままねる、というのがひどく苦手です。
文字に書いたり見たりしないと頭の中に入りません。
その文字も漢字であればすぐ理解でき覚えられるけど数字やアルファベットだと
脳みそを素通りしてあっという間に忘れます。
どんなに慎重にくり返し見直したつもりでもスペルや数字を書き写し間違えます。
耳からくる情報だけでちゃんと頭に入る人がうらやましい!
パソコンの文字も実は苦手で何回も何回も読み返さないと自分の書いてる文章さえ
すぐに「あれ?何書いたっけ?」となります。
だから印刷された文字や手書きの手紙がいいのかもね。
まあこれも私の脳の個性ってことで(^_^;)
お子さんのいる方もいない方もぜひ読んでね♪

|

« 比較 | トップページ | まだ? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

(・0・。) ほほーっ そんな障害があるんだね
私障害児教育けっこう専門で学んできて、保育士してる時も
障害児担当だったんだけど...最近新しい障害も増えてる
みたいだね。私がやってた頃はアスペルガーっていうのもなくて
自閉症でひとくくりだったから。

>みんな、ちがって、みんないい」でなく「みんなと違うこと。それ>を認め合えること」
>この認識が日本社会に育てられたら、それが僕の永遠の願いです。

この部分同感だわ、この人に比べたら全然だけど
私も子供の頃からデブだったから人と違うことでいじめられ
いつも普通ってことにずっと憧れて、でもこの年になっても
その頃のトラウマは消えないからね。

今になれは人は一人として同じ人間なんていないのに
数の多いものに負けてしまって、それが普通でそうじゃない
ものに攻撃するのよね オオーw(*゜o゜*)w
なんか変な話になってしまって(^^;; 機会があったら読んで
みよっと^^

投稿: うめ | 2009年9月 2日 (水曜日) 23:29

 「みんな違って、みんないい」この金子みすずさんの詩、
多く誤解されているのだけど、実際には「みんな違うからこそ
認め合っていかなきゃならない」という香苗さんが思われた
とおりの意味なんだそうです。金子みすず記念館の館長さんが
ラジオでそう話されてました。
 こういう美しい詩をゆがめてしまうのが今の社会なのかも。

投稿: リンデ | 2009年9月 3日 (木曜日) 11:32

へええ。うめちゃんは障害児担当だったんだ。
今は自閉症といってもいろいろ種類が出てきてるみたいだね。
中学のときクラスの男の子で普通にみんなと会話したり遊んだりできるのに
文字を読むのが異常に遅くてテスト問題も読めない子がいて、今から思えば
ディスレクシアだったのかもしれない。でも当時そんな知識はないし
途中から特殊学級というところへ移って姿を見なくなったの。
思い出すと切ないわ。本人も家族も苦しかっただろうね。

子供の頃の辛い体験って何十年たっても消えないし
楽しい幼少体験を作ってあげることって大人の大事な仕事だと思う。
うめちゃんはきっといい先生だったね(*^_^*)
学校ってところは「普通」「みんなと同じペース」を要求するところでしょう?
私は動作がスローでクラスメートだけでなく担任にもけっこうきついこと言われたよ。
「生まれる時代を間違った、平安時代ならよかった」
「そんなにとろいと一生かけても他人の半分のことしかできない」
「自分だけ他人と違うような態度で気取っている」とか。ずいぶんじゃないか!!

うふふ。うめちゃん名言だわ。同じ人なんて一人もいない。でも数に負ける(^_^;)
少数派をいじめることで安心する人間もまた気の毒な人だけどね。
それはそうと私の友人はみな変わった人みたいだけど気のせい?(笑)

投稿: 香苗 | 2009年9月 4日 (金曜日) 00:23

ほおお。あれはそういう意味合いの詩だったのか・・・・
「少しぐらい変わっててもかまわない」ぐらいの意味かと思ってた。
だから「人はみな違う。それが当たり前。排除されるべき者などいない」と
もう少し踏み込んで言って欲しかったなと思ってた
まあ表現がファンタジーっぽせいもあるけど・・・。

本来の意味が歪められて広がることはよくあるよね。
かの有名な「負け犬の遠吠え」も世間で思い切り勘違いされてるけど
この本を読んだ人なら全く逆の意味で書かれたことがわかるはず。
有名になればなるほど誤解のほうが大手を振るって歩き出すのは何故だろう。。。

投稿: 香苗 | 2009年9月 4日 (金曜日) 00:44

突然、すいません。
私は、この本のモデルになっている南雲明彦と申します。
そして、本をお読みになっていただいて、ありがとうございます。

本をご紹介いただいたブログを見つけ、どうしても、御礼申し上げたくてコメントさせていただきました。

私の人生は、正直、そんな大それた人生ではないのだと思います。
みんな、それぞれが悩みを抱え、そして、そんな中を、必死で生きています。

でも、おっしゃる通り、金子みすずさんの詩「みんな、ちがって、みんないい」を履き違えている現代社会だと感じています。

そして、

『「発達障害」があるから、他に抜きん出た才能を持っている。』

という認識も同時に浸透し始めている気がします。

でも、そんな風に思われたら、ただでさえ、その特性で悩んでいるのにプレッシャーまでかけられたら、本当にしんどいと思います。

多くを求めなくたって、自分なりの幸せでいいじゃないですか。自分なりの自立の仕方だっていいじゃないですか。

どんなに辛くても、最後に笑うことができれば、それでいいじゃないですかって思い、この本を出版させていただきました。

「みんなと違うこと。それを認め合えること」

これは心底願っています。

ディスレクシアの方にとって、快適な学習環境が整うことは必須だと思います。
しかし、どこかに重点をずらすということは、また、新しい差別や悲しみを生みかねません。

「そんな世の中は、終わりにしないといけないのにな。」って思っています。

今、私にできることは、これくらいしかできませんが、日々、精進努力させていただく所存です。

今後ともよろしくお願いいたします!

感謝をこめて。

投稿: 南雲 明彦 | 2009年9月 4日 (金曜日) 12:24

うわわわわっ!!!
ご本人の南雲さんですか、初めまして!(冷汗)
こんなむさくるしいところに来ていただき恐縮です、まあお茶でも(笑)

>『「発達障害」があるから、他に抜きん出た才能を持っている。』
>という認識も同時に浸透し始めている気がします。

あははは。そうですね。
「絶対音感を持つ美少女ピアニスト」「この子は絵の才能がある、伸ばすべきだ!」
という、ドラマやマンガによく出てくる設定ですね。
特殊な才能や特技があってもなくても、ぶっちゃけ顔も頭も性格も悪くたって
いいところがひとつもなくたって生きてていいはず
↑私自身のことなのでで読み捨ててて下さい(^_^;)

2年前「壊れた脳 存在する知」「それでも脳は学習する」という
本とマンガを読んで脳に興味を持ちました。
著者は高次脳機能障害により目そのものに異常がないのに左半分が見えず
脳が左側にあるものの存在を忘れてしまうという障害があるそうで
脳というのは何と不思議なものだろうと思いました。

みんなで同じ景色を見ているつもりで実は全員違うように見えていたり
もしかしたら音も人それぞれ違う聞こえ方をしていたり
極端な話、上下が逆さまに見えていたり赤が白に見えていたりするのに
誰もそれに気づかずそれを知るすべがないだけかも知れません。

人はそれぞれ個性ある脳を持っているので
「いろんな奴がいて面白い」ぐらいにかまえて長い目で見てくれる
学校や社会になってくれたらいいのになあ・・・・

南雲さんのご活躍を思い切り隅っこからそーっと応援しております。
遊びに来ていただき有り難うございました\(^o^)/

投稿: 香苗 | 2009年9月 4日 (金曜日) 23:07

↑書名、間違えました。

「壊れた脳 生存する知」です。http://www.amazon.co.jp/%E5%A3%8A%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%84%B3-%E7%94%9F%E5%AD%98%E3%81%99%E3%82%8B%E7%9F%A5-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E8%A6%8F%E7%95%9D%E5%AD%90/dp/4062122685/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1252073532&sr=8-1

失礼しました~!!!

投稿: 香苗 | 2009年9月 4日 (金曜日) 23:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/57423/46093536

この記事へのトラックバック一覧です: 読字障害(ディスレクシア):

« 比較 | トップページ | まだ? »