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2006年7月26日 (水曜日)

「愛と詩を見つめて」(4)

マコトは翌日もタミコを見舞うため病院を訪れた。
タミコはいつになく沈んだ様子で、外の空気が吸いたいと言う。
マコトはタミコを連れて屋上へ上がった。

「ねえ・・・私、仮に病気が治ったとしてもこんな傷のある顔では生きていけないわ。
きっと結婚だってできないし、それならいっそこのまま治らない方がいいのかも・・・」
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マコト「バカなこと言うなよ。治ったほうがいいに決まってるじゃないか!
   それに人間、顔がすべてじゃないよ。僕が言うのも何だけど
   君のお母さんでさえちゃんと結婚して君を産んでるんだから大丈夫だよ!!」

「ありがとう。そう言ってもらえると希望が持てるような持てないような・・・」
タミコは曖昧なほほえみを浮かべた。

マコト「あ、そうだ。今日ここへ来る途中いいこと聞いたんだ。
   岬のはずれにブラック・ジャック・ラッセル・テリアていう有名な整形外科医がいて
   どんな人でも絶世の美女にしてくれるって言うんだ。」

タミコ「まあ、それ本当!?」

マコト「うん。お金はたくさん取るけど腕は確からしいよ。僕、頑張ってバイト増やして
    必ずその先生のところへタミコを連れて行ってあげるよ。」

タミコ「嬉しいわ。それじゃあクレオパトラも真っ青な世界一の美女にしてもらって
   お金持ちでハンサムな人と結婚して、マコに毎月お小遣いをあげるわ。」

マコト「おいおい、そりゃずいぶんだなあ!!」

タミコ「あはははは!!!」

ようやくタミコの心からの笑顔を見ることができたマコトは心の底から安堵した。

タミコ「それじゃ約束ね、きっとよ♪♪」
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指きりげんまんするマコト(笑)

しかし結局この2人の約束は果たされることはなかった。
2週間後マコトがこの病院を訪れた時すでにタミコの姿はなかった・・・。
次回いよいよ最終回。2人の愛の行方は!?

注:この物語はフィクションです。「愛と死をみつめて」とは全然関係ありません。


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コメント

初めまして

どえらえもん、といいます。

ココログの検索で遊んでたらこちらにたどりつきました。

毎日毎晩いろんなBlogサイトを拝見させていただいてますが

どれも私の知らない世界ばかりで、

いかに自分が世の中を知らないかを

痛感させられます。

こちらのサイトもとても興味深いです。

いつも、でたらめな妖怪人間を相手にしている自分とは大違いです。

どうもお邪魔しました (^^)

投稿: どえらえもん | 2006年7月27日 (木曜日) 00:51

おぉ!次回最終回ですか!?
ブラックジャックラッセルテリア←バカウケ!
楽しみにしてま~す!

投稿: ネコ | 2006年7月27日 (木曜日) 12:19

どらえもんさん、初めまして。
遊びに来ていただきありがとうございます。
まあ、私自身が半分妖怪(異星人)みたいなもんですから。
人間、置かれた状況次第で天使にも悪魔にもなり
相性がよければ悪人もいい人に思えたりするので人間て難しいですね。
よろしければまたおいで下さいね。私も参ります(^o^)丿

投稿: 香苗 | 2006年7月28日 (金曜日) 01:28

ついに最終回をむかえてしまいました。
決して職場では読まないで下さい(爆)
予想外の大活躍(!?)のクロちゃんことこたまちゃん本当に有り難う♪
ブラック・ジャック・ラッセル・テリア先生は顔の半分が黒いらしい
(↑それはブルテリアなのでは!?)

「愛と死をみつめて」「ブラックジャック」で検索してここに来た人怒るだろうなあ。。。

投稿: 香苗 | 2006年7月28日 (金曜日) 01:38

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